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ブラック企業?映像制作会社への就職・転職時の注意点を解説

LIFE

・映像制作会社って大変そう
・徹夜とか当たり前

みなさん映像制作会社にこんなイメージはありませんか?
近年、何かと話題になるブラック企業ですが、映像制作会社はどうなんでしょうか?

ブラック企業といえば、やはり時間外労働、サービス残業は当たり前。さらには、パワハラも多いのではないでしょうか。

ちなみに映像制作会社を始め、映像業界はブラック企業が多い部類に入るとかもしれません。

今回は実体験を踏まえ、映像制作会社の特徴とブラックな部分を解説していきます

 

映像業界のブラック企業とは?

まずは、僕が知る映像業界のブラックな部分を解説していきます。

・時間外労働・長時間労働
映像制作は納期との戦いです。映像制作会社の場合、企業との直接案件の他にも広告代理店経由の依頼もあります。この場合、制作の進行や納品スケジュールがタイトになることは少なくありません。

実際、クライアントは成果物に対してお金を払うので、制作過程でどれだけ時間がかかっているかは関係ありません。

また、次々に仕事も受注するので、制作案件が重なってしまい、長時間労働になる場合もあります。

・会社によっては給与が安い
映像業界では基本的にみなし残業の制度が採用されています。
みなし残業とは実際の残業時間にかかわらず、あらかじめ決めた固定の残業代を支払う制度です。
例えば、「みなし残業20時間」だとしたら、残業代として月20時間分の給与が基本給にプラスされています。

僕が勤務していた制作会社は、残業代はありませんでした。仕事が終わっても定時で上がる人がいなかったので定時で帰りにくかった印象はあります。

 

映像業界の求人情報でチェックすべき点

求人情報でもブラック企業か確認できる点はあります。

ズバリ、常に求人が出ている企業気をつけたほうが良いかもしれません。
常に人手不足ということは、入社してもすぐに辞めていて定着しないということが考えられます。
つまり離職率が高いということになります。

僕の知り合いが勤めていく制作会社は、常に求人を掲載しており、実際に話を聞いてみると入社後3ヶ月〜半年程度で辞める人も少なくないそうです。

また求人の内容から確認しておきたいのが基本給です。

給与は固定案業手当や交通費など様々な手当がついて支給されます。手当は場合によっては削る事が出来ますが、基本給は削る事が出来ません。

なので、基本給が異様に低い会社は要注意です。

また年間休日も確認が必要です。
完全週休2日制と書いてある企業は良いですが、週休2日制(休日出勤の場合は振替有り)などと表記されている場合は面接時に確認が必要です。業務が立て込んで、休みを消化できないという話もよく聞きます。

気になることは、必ず面接で確認が必要です。

映像業界の良いところ!

やはり激務でブラックのイメージが強い映像制作会社の仕事ですが、もちろん良い点も多く働く上でのメリットをお伝えします!

・携わった作品が上映される
これは、何事にも変えられない達成感が得られます!仕上がった映像がテレビで放送されたり、街中で見かけると今までの苦労が報われます。

僕も初めて渋谷のスクランブル交差点で作品が放送されるときには、テンションが上がり駅前で待機した記憶があります!

・スタッフ同士の団結力や仲間意識が強い
みんなで一つのものを作り上げるので、団結力は強くなります。ベテランから新人まで一つのチームで制作できることは貴重な体験になります。

・芸能人や有名人に会える
テレビや映画で見ている芸能人と仕事をすることも多くあります。僕はスポーツ選手のインタビューで好きな選手とお話しできたときは、制作そっちのけで嬉しかった記憶があります。

・ロケ弁や深夜作業の飲食代が出る
長時間の撮影時にはお弁当や飲み物が手配され、食費が浮くことも多々あります。深夜作業がある現場は飲食代が出ることもあります。

一回1500円分くらいまでは支給されてました!

 

・早朝や深夜に移動が必要な場合はタクシー代が出る
早朝の現場や終電後の帰宅もあるので、タクシー代が支給されることもあります。支給されないところもありますが、その場合は会社に宿泊用の設備が整っているか、ホテルの宿泊費などを経費計上できるところが多いです。

テレビ局時代は、朝4時にスタジオ入りすることも多かったので、家の前までタクシーが迎えに来てくれてました!

 

・現場レベルの技術の習得が早く、独立も可能
周りはプロのクリエイターばかりなので、映像制作技術の上達は早くなります。また実践レベルのスキル以上に効率的なテクニックなどが身につきます。そのため、早々に独立する人も少なくありません。
良好な退職であれば、制作会社と業務委託契約を結び、カメラマンとしての契約や編集の委託を受けることもあります。

何より、映像好きが集まっているため様々な映像について議論できますし、スキルアップにも繋がります。映画についての見方や気づかなかった作品へのダメ出しも色んな着眼点があって面白いです。

またみんなで一つの作品を作り上げていくため仲間意識も芽生えやすく、チームで達成感を得たい!という場合は最適な業界だと言えます。

まとめ:映像業界の仕事は大変だが、やりがいが詰まっている!

映像制作会社は労働時間が長く、給与も高いとはいえないのでブラック企業と言われてしまいます。

しかし、映像制作会社にいる人は映画好きやミュージックビデオ好きなど、映像作品が好きな人が多く、スタッフ同士の仲間意識は強くあります。その中で価値観が合う人ともマッチしやすく、独立後もパートナーとして一緒に仕事するをケースも多く見受けられます。

就職活動や転職活動をする際は、ぜひ良い点と悪い点を踏まえ、しっかりと確認して見ることをお勧めします!

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